春らしいお天気が続いています。
昨日の地震には、(゚д゚lll)でしたが・・・。
みなさま、お変りありませんでしょうか?
さて、化学療法後の髪の変化について、少し書いてみようと思います。
非常に関心が高く、治療後のみなさんの
一番の悩みといっても良いのではないでしょうか?
髪は、モンゴリアンといわれるアジア系の人種の場合、約10万本あるといわれています。その10万本の髪がヘアサイクルという毛周期をそれぞれ持って生えかわりを繰り返しています。
通常、一日50~100本の抜け毛は正常といわれており、シャンプーやブラッシングの際にぬけ落ちるわけです。10万本の髪のうちの50~100本ですので、なくなっても気づかない程度です。
髪の成長期は、女性の場合、5年から7年あり、少しづつ成長しながらやがて成長を止め
た、毛根が角質化し、抜け落ていきます。
では、化学療法の場合はどうかというと、
一回目の化学療法開始から、約14~21日で脱毛が始まり、3~4週間後に2回目の治療が始まる頃には約70~80%の髪の毛が脱毛します。そして、3回目の治療が終わる頃には、
90%の髪が脱毛します。10万本のうちの9万本が抜け落ちるわけですので、
急激な抗がん剤の副作用ということがおわかりだと思います。
しかし、化学療法による脱毛は、治療が終わると、新しい髪が生えてきます。バルジ組織といわれる髪の成長に欠かせない部分が残るためです。ところが、喜ばしいはずの、
この新しい髪の成長が、皆さんを悩ますことになっていきます。
続きは次回。
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